映画「TOKYOアイヌ」を観て

きょうは、中野へ出て、ノンフィクション映画「Tokyoアイヌ」を見てきた。映画の中で都庁へ陳情に通うアイヌの「新宿にできた新しい都庁は、高くそびえ、われわれには恐く見える」ということばが印象的だ。都庁が丸の内にあるときは、建物は庶民的で、食堂の飯は安くまずかった。ところが、新宿に移ってから、食堂の飯は一般食堂と変わらない値段でうまくなった。建物は都民を見下げている大男である。映画の中で知ったことだが、東京に住んでいる5千人から1万人のアイヌ人はアイヌ人と出会うと目をそらすそうである。あたかも、じぶんはアイヌ人でないというように。北海道で差別をうけ、アイヌのことを少しも知らない、知ろうとしない都会でやっと味わえた平等感を失いたくないからだ。自分のアイデンティを得ようとアイヌとして生きようとするアイヌの一部の姿を描いた作品である。

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