日米同盟、沖縄問題に触れる

今日、毎日新聞の国外信部編集委員大治朋子氏の講演を聞きに行った。いろいろと知らないことがあったが、いろいろな事実を知った。暗いセミナールームの中で、できるだけ内容を書き留めた。

 

題名:どうなるの? 日米同盟、沖縄問題
日時 2月20日(水)午後2時半~午後4時
会場 さいたま商工会議所
講師 毎日新聞外信部編集委員 大治朋子さん


トモダチ作戦
2011年3月11日の東日本大震災に対して行った災害救助、救援、復興支援を活動内容とした「トモダチ作戦」は、米軍24000人が参加した。それについて米軍のしたことは、
・海兵隊を活躍させて沖縄の反米感情を抑えることも目的とした。
・無人偵察機グローバルフォークをグアムから飛ばして、広範囲の情報不足を米国本土に情報を送る。目的のひとつは、日本の情報へのフラストレーション。もうひとつは、日本への偵察機売り込みデモ。
・大気収集機コンスタントフェニックスをネバダ州から送っていた。
・普天間基地の海兵隊はエリートで、自衛隊が「エリートにゴミ拾いをさせられない」と配慮したので、一週間上陸できなかった。

アメリカと中国の関係
中国は、米空母を寄せ付けないために、「空母キラー」と呼ばれる車載型のミサイルを用意している。それに対抗して、アメリカは、無人爆撃機(レーダーにひっかからない、パイロットがいない無人機)を開発している。また、中国から米国にサイバー攻撃をやっている。このようにして、アメリカと中国は、強い立場で外交をのぞみたいというのが共通している。アメリカは、国防費が削減されているので、日本やアジアとチームワークを構築する「エアーシーバトル構想」をもっている。つまりは、おたがいに、自分が強い国であるということをアジアの新興国にしめすことにより、おれについてくれば守ってやるというマッスルゲームが行われている。

沖縄の海兵隊
そんな環境下で、海兵隊は、陸上にいていつでも出ていけるぞという米国の決意を示す存在である。沖縄に海兵隊を置いているのは、米国にとって番犬である。

日本への期待
アメリカにとって、日本に望むのは同盟国や友好国としての役割分担である。日本が他の国ともめるのは望んでいない。アメリカとして一番大事なのは、米国経済である。

沖縄の変化
沖縄の基地は、沖縄の二割近くを占める。しかし、基地内収入は、今では5%まで下がっている。(以前は33%ぐらいが収入だった)オスプレイ反対の集会に10万人集まったということは、沖縄の保守派が入っていないと実現しない。つまり、県民総意になってきている。

普天間の学校
普天間基地の近くの学校の上空をとぶとき、100dBになる。この音は、電車の高架下にいるときと同じノイズである。学校は、轟音とともに授業を中止する。そのつど二重防音窓を閉めるが、25度になり暑い。

政治家の視察の実態
日本の政治家は、沖縄視察のときは、必ず土曜と日曜日。学校の校長が政治家にあちらから飛行機がとんでくるなど説明する。生徒がいない、休日のため、飛行機も飛んでいない運動場で。政治家は、納得したような顔で帰っていく。

報道の問題
レイプとか殺人とか大きな事件は、本土の新聞記事になっているが、実際には、いろいろと多くの事件が起きている。米国兵が10人くらいで、大学の駐車場の車を破壊した。被害者は交番に呼ばれた。そこで、米軍側、つまり加害者は、英文にサインしろと迫られた。サインしたあと、弁償金は支払われた。つまり、交番で、控え書なし、日本語なし、弁護士なしの環境のもとで示談が行われた。このことを記者クラブに投稿したが、記事にしたのは、琉球新報のみ。沖縄タイムスはまたかということで記事にしなかった。本土の新聞もしなかった。本土の新聞は、沖縄では読者が少なく、沖縄県報の欄がないのである。器物損壊の事件など記載されない。そんな状況では、本土の人が沖縄については疎いのは当然である。

Q&A
Q 本土の人は沖縄に行っているが、基地を避けて、きれいな海とかおいしいものを食べたという感想しかもってこない。
A 今、沖縄は沸点にきている。ちがうステージにきている。米軍基地で食えた時代が終わってきている。

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コメント: 1
  • #1

    sex tel (水曜日, 01 11月 2017 02:53)

    wywędrować