未来への翼

3月18日(月)の毎日新聞の朝刊に、「村民はみな哲学者になった」というタイトルで、飯舘村についての記事があったので、紹介したい。

先日、『飯舘村』の映画を観た人のひとりが「飯舘村はたいへんだけど、風景は美しかった」といったその風景のことが、その記事にも書かれていた。

3月11日以降に村に入った筆者が見た飯舘村には、手入れの行き届いた、ほんとうに美しい風景が広がっていた。

上映された映画にはでてこなかったが、飯舘村で「若妻の翼」というプロジェクトがあった。それは、91人の若い嫁さんをヨーロッパに送って、外の世界を観てもらうというものだった。帰ったのち、彼らは、これまでの意識を変え、新たな飯舘村を変える中心となった。

そして、震災のあと、飯舘村は、新たに「未来への翼」というプロジェクトを始めた。中学生たちをドイツやイタリアのエネルギー自給の村へと研修旅行させたのだ。これまで、三度も。

これまで貧しかった村を自分たちで切り開いてきた村民は、村に帰れない子どもたちに、自分たちの理想の村を切り開くチャンスを与えている。

ある村民はいう。

「元どおりの村にもどれないんだったら、もっともっといい村にしていくしかないね」

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