リンカーン

親から初めて買ってもらった児童書は、「リンカーン」の伝記だった。新しいページににおいをかぎながら読んで、記憶に残ったのは、リンカーンが暗殺されたことと、奴隷を解放したことだった。

そのリンカーンの映画を今、観て来た。スピルバーグの作品である。すばらしかった。そして、最後の最後まで感動した。

いかに議員の投票がその国の将来に渡って重大な意味を持つかを、しみじみと感じた。映画の道具もそうだが、役者たちは、リンカーンに関しての写真集と比較しても、大統領、夫人、子ども、議員もそっくりである。これほど、歴史に忠実に描いたことにもおそれいった。
今、日本では、憲法を変えようという動きがある。ほんとにそれが正しいことなのか、もし、過ちを起こしたら、自分たちより未来の日本人にどんなことになるのか、真剣に考えるべきだということを考えさせてくれる映画である。

南北戦争で、膨大な数の人が死んで、その死を犠牲にして、奴隷解放、アメリカ統一が実現できた。憲法を変えることによって、今の子どもたちや多くの未来の人々が死ぬことにならないように、われわれは考えていくことが必要である。憲法は自分たちだけのものではないことを肝に銘じたい。